プロスペクト理論は、行動経済学で用いられる言葉です。
欲に対する人間の弱さを突いた鋭い考え方であり、
1970年代後半にカーネマンとトベルスキーという心理学者が提唱しました。
ここで理論の詳細は記しませんが、端的に言えば
「1万円の儲けより1万円の損に人はより深く傷つく」
ということになります。これがどういうことを意味するかですが、
「損を確定させたくないので、ずるずると含み損が膨らむ」
「本当は3万円の利益を狙ったが、恐くなって1万円で妥協した」
などの結果を生んでしまうということです。
こうした考え方が、多くの人間の行動パターンに刷り込まれており、
しかもそれは、ほぼ無意識で実践されます。
コツコツと利益を積んでも、ドカンと大きい損を出してしまう。
投資をしていれば、誰しも一度はそういった経験あると思います。
それはまさにプロスペクト理論、人間の本能がもたらす必然といえます。
ですから、多くのFX関連書籍では、このプロスペクト理論に克つために、
損切りの徹底やマイルールの厳守を促しているのです。
本能を抑え込むのは理性です。
徹底的に訓練した理性をもって、冷静に相場に向かう。
それが、生き延びる道の一歩です。
2010年11月10日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 コメント:
コメントを投稿